スタートマニュアル

※記事内に広告を含む場合があります

タブレット端末で株取引。屋外でどうやってインターネットにつなぐの?

外出時にタブレット端末で株取引を行うためにはインターネットに接続する為の環境が必要です。
主に3つの方法があります。

  • SIMスロット付きタブレットとSIMを購入し通信会社と契約
  • SIMスロットなしタブレットは無料Wi-Fiスポットを利用する(スポット圏内でのみ利用可能)
  • もしくは専用のデータ通信端末を利用する(月額制などコストがかかる)

SIMスロット付きタブレットとSIMを購入し通信会社と契約します。
が、市販の多くのタブレットにはSIMスロットがないので、おそらくあなたもWi-Fiスポットか専用のデータ通信端末を利用するはずです。

無料Wi-Fiスポットは2種類に分けられます。

  • あなたが契約しているインターネットプロバイダや携帯各社が提供しているスポット(au Wi-Fi SPOTなど)
  • 第三者が提供しているスポット(スタバWi-Fiや都営バス車内で提供されているWi-Fiなど)

前者はネットやスマホ契約のオプションとして利用でき、後者は特別な契約なし(無料)に利用可能です。

専用のデータ通信端末は、端末本体とSIMを購入した上で、通信事業者との契約して利用します。
例えば、

NEC Aterm MR05LN 3B モバイルルーター (OCN モバイル ONE ナノSIM付) | Amazon

のようなセット商品も販売されています。
この商品はOCNと契約する格安SIM(月額900円~)です。

スポンサーリンク

はじめに

株式をはじめ、現在の金融商品の多くはスマートフォンやタブレット端末を通じて取引が可能になっています。
もしあなたがタブレット端末をお持ちであれば、外出時の株式取引やちょっとした資産運用の調べ物にタブレット端末を利用したいとお考えかと思います。

その時、良くある疑問が外出時にタブレット端末(※)をどうやってインターネットにつなぐの?ということ。

そこで本コラムでは、外出時もタブレット端末を利用し株取引や資産運用をする方法についてご紹介します。

※SIMスロット付きのiPadやAndroidタブレットは、携帯各社と契約することで、携帯電話と同じ回線でインターネットが出来ます。ここでは、無線LANで通信を行う市販のタブレットを前提にご紹介します。
また、タブレットに限らず、ノートパソコンを屋外で利用する際にも、同じ方法を応用可能です。

外出時にタブレット端末をインターネットにつなぐ2つの方法

現在販売されているタブレット端末は、Wi-Fi(無線LAN※)を用いてインターネットに接続するのが一般的です。
タブレット端末の近くにWi-Fiルータが存在する必要があります。

※現在Wi-Fiと無線LANはほぼ同義で使われているため、以下Wi-Fiで統一いたします。

これには2種類の方法が考えられます。

  • Wi-Fiの無料スポットを利用して接続する
  • Wi-Fiルータの機能を持つ端末(データ通信端末、Wi-Fiテザリングを含む)を用意する

以下、詳しく説明します。

Wi-Fiの無料スポットを利用して接続

主要駅や公共バス、飲食店やビジネスホテルなど、人が良く集まる場所には無料のWi-Fiスポットが用意されている場合があります。
これに接続することで、その無料スポット周辺でインターネットを利用することが可能になります。

例えば、JR東日本管轄の一部の駅では「BBモバイルポイント」、「docomo Wi-Fi」、「ソフトバンクWi-Fiスポット」、「au Wi-Fi SPOT」などのサービスを提供されています。
これらはその名が示すとおり、大手携帯電話各社や通信プロバイダが提供するWi-Fiスポットです。

このようなWi-Fiスポットを利用するには、事前に大手携帯電話各社や通信プロバイダとの契約、もしくは接続料の支払いが必要です。
例えば、ソフトバンクWi-Fiスポットに無料で接続できるのは、ソフトバンクやワイモバイルと契約しているユーザーだけです。

池袋駅でのWiFi案内

JR池袋駅構内での案内(WiMaxユーザー向け)

このようなスポットとは別に、フリーWi-fiとして独自の接続環境が用意されている場合もあります。

例えば、東京都交通局が運営する都営バス車内では、1回180分までの無料接続サービスを提供しています。
このサービスは特別な契約なしに、Wi-Fiに接続してネットを利用できます。

端末の接続に必要なSSID(と暗号化キー)は、接続サービスの案内掲示に示されていることがほとんどです。

池袋駅でのWiFi案内

東武東上線川越駅での案内(こちらは誰でも利用可能なフリーWiFi)

ただ、あなたがITに関する知識が無いと感じているなら、これらWi-Fiスポットでの株取引には注意を要します
通信を傍受・盗聴される恐れがあるからです。

以下に、特に注意が必要な2点を挙げます。

暗号化方法に注意(WEPは使わない)

暗号化方法

WEPで暗号化されたWi-Fiは今でも普通に使われています

一般にWi-Fiでの通信は、外部からの通信内容傍受を防ぐために暗号化されています。

しかし、この暗号化は絶対ではありません。
脆弱な暗号化方法を用いるWi-Fiスポットを利用すると、その暗号は簡単に破られます

暗号が破られると、あなたの個人情報が筒抜けになるおそれがあるのです。

脆弱な暗号化方法にWEPがあります。
既にセキュリティが破られているため、利用しないよう呼びかけられているにも関わらず、いまだに利用されているケースがあります。

また、そもそも暗号化すらされていないWi-Fiスポットもあります。
こちらは説明不要ですね。

2016年現在主流の暗号化方法はWPA/WPA2です。
無料Wi-Fiスポットを利用するときにはWPA/WPA2を選ぶようにしてください。

無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティについて

無線LANのセキュリティについては、情報処理推進機構 セキュリティセンターの記事が役に立ちます。
少し難しいかもしれませんが、 要点はWPA2-PSKという暗号化方法を利用してください、というものです。

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2008年6月分および上半期]について | 情報処理推進機構 セキュリティセンター

野良Wi-Fiに注意

野良Wi-Fi

野良Wi-Fiはセキュリティリスクが高いです

街中にはたくさんのWi-Fi電波が飛び交っていますので、知らない個人宅のWi-Fiルーターや、どこからでているかわからない野良Wi-Fiに接続できてしまう可能性があります。
このようなWi-Fi電波も利用してはいけません。

簡単に接続できるということは、悪意を持ったユーザーも接続している可能性があることを忘れないでください。

上記写真の例では、野良Wi-Fiの電波は暗号化すらされていないですね。
何されるか怖くて利用できません。

Wi-Fiルータの機能を持つデータ通信端末を用意する

データ通信端末

筆者のタブレット(ASUS MeMO Pad 7)とPocket-WiFi(旧イー・モバイル GL10P)

携帯各社やMVNOは、携帯電話とは別に「データ通信端末(モバイルWi-Fiルーター)」と呼ばれる端末も提供しています。
これを契約し外部に持ち運ぶことで、どこでもインターネットに接続することが可能になります。

データ通信端末は、携帯電話の回線を用いて通信を行います
接続エリアは都市部を中心にカバーされており、山間部に行かない限りは使用可能です。

一方、デメリットは月々の契約料が必要になる点です。
この点は、いわゆる格安SIMのうち、プリペイドSIM(契約不要で通信上限量が決まってるタイプ)を利用すると安価に抑えられます。

なお、データ通信端末はタブレットの他にノートパソコンや他のWi-Fi利用機器も接続できますので、自宅のモバイルルーターとして常用することも可能です。

どちらを使うのがいいの?

筆者はデータ通信端末を推します。
無料のWi-Fiスポットは、接続エリアの制限やセキュリティリスクがあるからです。

ただし、データ通信端末の運用にはコストがかかります。
あなたが、たとえネットを利用できる場所が限られたとしても、無料でネットを使うことに魅力を感じるなら、無料のWi-Fiスポットを探すことをオススメします。

まとめ

以上です。
まとめると、

  • SIMスロットのないタブレットは無料Wi-Fiスポットかデータ通信端末が必要
  • 無料Wi-Fiスポットは無料で利用できるが範囲が限られる点としばしばセキュリティリスクが伴う
  • データ通信端末はお金がかかるものの無料Wi-Fiスポットよりは安全

です。

あなたが屋外でタブレットを利用したいなら、生活圏にある無料のWi-Fiスポットを探してみたり、データ通信端末の契約をしてみたりしてはいかがでしょうか。

筆者は、イーモバイル(現Y!mobile)のデータ通信端末を数年来契約しており、外出時の株価や為替チェックなどに利用しています。
無料Wi-Fiスポットはどうしても一時的で、場所を離れると使えないのがネックなんですよね。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
タイトルとURLをコピーしました