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タブレットユーザーの株の始め方

タブレット端末で株式投資や資産運用を始めたい場合、その手順はスマホで株を始める方法。取引アプリの動画も掲載!で示したスマホで株式を始める場合とほとんど同じです。

  • 投資のお金
  • 取引ツール(ここではタブレット)
  • 証券口座
  • 必要に応じてネットバンク

筆者も、たまにタブレットから発注したり、現在値を確認したりしています。

タブレットで取引を行う場合、端末をネットに接続する必要があります
SIMスロット付きの端末を購入するか、宅内でのWi-Fi環境構築など、ちょっとした準備が必要です。

その他、スマホ同様にセキュリティ対策も忘れないようになさってください。

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はじめに

タブレット端末で株式投資を始めたい場合、その開始手順はスマホで株式を始める場合とほとんど同じです。
どちらかというと、証券口座開設よりもタブレットをネットに接続するまでが大変に感じられるかもしれません。

以下でその詳細をご紹介しますが、証券口座開設手順そのものについては、少額資産運用のために準備するもの10万円資産運用を行うまでの流れも合わせてご覧ください。
端末がなんであっても、証券口座の開設手順そのものは同じです。

インターネットのつなぎ方は、端末ごとにある程度異なる部分があるため、その全てをフォローすることはできません。
あくまで概要としてご紹介します。

タブレット端末を用意

敢えて書くまでもありませんが、タブレットで取引を行う場合、タブレット端末を用意する必要があります。
あなたがすでにタブレットをお持ちでしたら、この章は読み飛ばしていただいてOKです。

タブレット端末を新規に購入する場合、おおよそ以下のような観点で選択する必要があります。

  • 端末のOS
  • SIMスロットの有無

資産運用に適したタブレット端末のOSはどれか?

そもそも、現在流通するタブレット端末には3種類(Android・iOS・Windows)のOS(Operating System)があります。
この3つのOSは設計思想が異なっており、特にAndroid・iOS端末とWindows端末で特徴が異なっています

スマホから進化したAndroid・iOSタブレット

AsusのMeMO PadやAppleのiPadに代表されるAndroid・iOS端末は、もともとスマートフォンがあり、その大型化した端末がタブレットとして発展してきました。
そのため、大型のスマホと考えてよく、インターネット閲覧やスマホアプリの利用に適した特徴を持っています。
基本的に、同じOSのスマホとタブレットでは、出来ることは一緒だと考えていただいて良いです。

据え置き型パソコンから進化したWindowsタブレット

一方、MicrosoftのSurfaceに代表されるWindowsタブレットは、もともとデスクトップパソコンのOSから派生して発展してきました。
WindowsタブレットはWindowsノートパソコンからキーボードを取り除いたような端末で、ノートパソコンの延長と言える特徴を持っています。
Android・iOS端末に遅れをとったこともあり、Windowsタブレット用の専用アプリはほとんど普及していません。

株式売買以外に何に使う?

これらの特徴から、あなたがスマホと同じようにタブレットを利用したいならばAndroid・iOS端末を、一方Windowsパソコンの延長としてタブレットを利用したいならばWindowsタブレットに親和性があります。
言い換えると、株取引以外にスマホアプリゲームなどを利用したいのか、Microsoft Officeを利用したいのか、も考えたほうが良いということです。

ちなみに日本のタブレットシェアは、現状Android・iOS端末が2強で、徐々にWindowsタブレットがシェアを伸ばしつつある状況にあります。
また各OSでの代表的なタブレットとして、以下のシリーズが有名です。

  • Android・・・ASUS ZenPad
  • iOS・・・Apple iPad
  • Windows・・・Microsoft Surface

もし、あなたが資産運用を始めるためにタブレットを購入しようとお考えでしたら、上記3シリーズのいずれかを選択しておけば無難だと思います。

ネット証券の利用に適したタブレットはどれ?

あなたがネット証券で資産運用を行う場合、Android・iOS端末ならば専用の取引アプリを、Windowsタブレットならパソコンと同じ取引画面で取引を行うことになります。
ネット証券では、Android・iOS端末向けに株式やFXの取引アプリを用意しているため、Android・iOSタブレットのほうが使い易いはずです。

一方、多くのネット証券では、スマホアプリとパソコンサイトで取引できる金融商品が異なります
特に、債券と投資信託は、多くの証券業者でパソコンサイト経由での取引に限定されています(※)。

※Android・iOS端末からは、ブラウザでパソコン向けサイトにアクセスして売買できます。

Microsoft Officeなど併用せず、ネットサーフィンや株式の売買だけを行う予定ならば、Android・iOS端末を選択するのが良いと思います。
Android端末とiOS端末では、お好みで選択するのが良いと思いますが、前者の方が比較的安価に入手可能です。
ブランドにこだわったり、他のApple社の端末をお持ちならiOS端末を選ぶのが良いと思います。

一方、Microsoft OfficeなどのWindows用アプリケーションを利用する予定ならば、Windowsタブレットを選ぶのが良いです。
USBやBluetoothを通じてキーボードを接続できますから、併せて購入しておくとノートパソコンとしても利用できます。

SIMスロットの有無

いかなるOSのタブレット端末でも、そのままではインターネットに接続することができないため、株取引もできません。
インターネットに接続する為に、なんらかの契約や準備が必要です。

タブレット端末には、SIMスロット付きの端末と、SIMスロットのない端末があります

前者は、別途SIMを購入・契約することで携帯電話(スマートフォン)と同じ回線を利用して通信できます。
この場合、別途大手通信会社か、格安スマホを販売するMVNOと契約する必要があります。

一方、SIMスロットがないタブレット端末は、別途無線LAN(Wi-Fi)環境を用意する必要があります。
自宅内で利用するならば無線LAN対応のルーターを、自宅外で利用するならば、ポケットWi-Fiに代表されるポータブルWi-Fiルーターを用意する必要があります。
ポータブルWi-Fiルーターを利用するには、やはりSIMの購入・契約が必要です。

詳しくは、

も合わせてご覧ください。

一般に、SIMスロットが装備されたタブレット端末はそうでない端末に比べて少々販売価格は高めです。
市場に出回るタブレットの多くはSIMスロット無しの端末です。

ちなみに、タブレット端末のネット接続は証券会社のサポート範囲外です。
タブレットがネットに繋がらないことを証券会社に問い合わせても、あなたの求める答えは返ってこないはずです。

タブレットから証券口座開設


ここまでが、タブレットの選択に関する大まかな流れです。
端末のOS選択とSIMスロットの有無でタブレットの使い勝手やネット接続の方法がちょっと変わる点は覚えておいてください。

タブレットがインターネットに繋がるようになったら、タブレット経由で証券口座開設を行います。
手順は、スマホ経由・パソコン経由のときと変わりません。

基本的には、タブレットからパソコン向けサイトの申し込みフォームを利用することになります。
もちろんスマホやパソコンから申し込んでも構いません。
タブレットのネット接続に手間取るようでしたら、先にスマホ経由で口座開設されても良いと思います。

口座開設が終わったら取引用アプリのインストール

証券口座開設が完了したら、取引用アプリをインストールします。
取引アプリは口座開設前にもインストールはできますが、当然アプリの機能は制限されます。

初回起動時、PCサイト側で何らかの手続きが必要であればさきにそれを済ませてください。

Windowsタブレット向けの専用取引アプリはWindowsパソコン用のアプリと同じです。
クリック操作に最適化されているものは、タップ操作では少し使いにくいかもしれません。

株取引アプリのインストールはどうやって行うの?

Android端末はGoogle Playから、iPhoneはiTunes App Storeからそれぞれアクセスします。
金融カテゴリから探すか、アプリ検索にて証券会社名や、証券会社が提供するアプリ名を入力して検索してください。

Windowsタブレットの場合は証券会社のサイトを通じて、.exeファイルをダウンロードします。

タブレット利用時の問題点は?

まずネットに接続できるかどうか

タブレットを利用する場合、おそらく最初の障害は、いかに端末をインターネットに接続できるかにかかっています。
前述の通り、ネットに接続できなければ、株取引はおろかネット閲覧もできないからです。

携帯電話各社の通信環境を利用したい場合には、SIMスロット付きの端末を選ぶようにしてください。
契約まで済ませることで、スマホと同じようにインターネットを利用できます。

端末にSIMスロットが無い場合には、別途ポケットWi-Fiを利用するか、ネットは宅内限定にするかを選択されると良いと思います。
ポケットWi-Fiを利用する場合には、やはり携帯電話各社と契約する必要があります。

店舗や公共施設に設置されたフリーのWi-Fiスポットを利用する方法もありますが、これらはネット接続に慣れた上級者向けのように思います。
野良Wi-Fiなど、安全でない通信環境もあるため、インストックネットでは、あまりおすすめできません。

なお、筆者のタブレットにはSIMスロットが無いため、Y!mobile Pocket WiFiを契約しています。
月額約4,000円です。

セキュリティリスク対策を忘れない

Android・iOSタブレットとWindowsタブレットでは、講じるセキュリティリスク対策の方法も異なってきます。
OSが異なると動作するソフトウェアの種類も異なるために、それに準じてソフトを用意する必要があるのです。

Androidタブレットの場合

Androidの場合、ユーザーが怪しいアプリをインストールすることで、タブレットのセキュリティが脅威に晒されることになります。
表面上は正常なアプリを装いつつも、裏で怪しい通信を行う偽装アプリも存在するのが怖いところです(一時期話題になった某日本語入力アプリなんかもありますよね)。

アプリ以外にも、タブレットもスマホ動揺に紛失する可能性もあるため、セキュリティソフトウェアをインストールすることをお勧めします。
もちろんインストール後は定期的にアップデートを行うようになさってください。

iOSタブレットの場合

iOSの場合、Androidほどセキュリティリスクは高くありません。
世界的なシェアの問題もありますし、iOS向けに公開されるアプリはApple社が審査を行っているため、破壊的なアプリは審査ではじかれるからです。

ただし、紛失やウェブサイトを偽装したフィッシング詐欺の危険性を考慮し、やはり念のためセキュリティソフトウェアをインストールしておくことをお勧めします。

Windowsタブレットの場合

Windowsには既に多くのセキュリティ上のリスクが存在しています。
Windowsタブレットを利用する場合には、必ずセキュリティ対策を行ってください。
具体的には

  • セキュリティソフトは必ずインストール(常時アップデート)
  • Windows Updateは必ず実行
  • 出所不明のUSBメモリ、メール、ウェブサイトには注意を要する

です。

まとめ

以上が、タブレットで株式投資や資産運用を始める手順です。
口座開設や資産運用以前に、どのOSを選択するか、どうやってネットに接続するかが難しいところです。

口座開設の流れは、10万円資産運用を行うまでの流れも併せてご覧ください。
タブレットもスマホも、開設手順は同じです。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
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