「Windows PCを持たないMacユーザー(MacbookやiMac等)がどのように株を買うか」を解説します。
- Macユーザーは株や投資信託を買える?
- Macユーザーは資産運用のためにWindowsパソコンを買ったほうがいい?
- Macを活用できる証券会社はある?
結論を述べると、Macユーザーも株や投資信託を買えますし、Macを活用できる証券会社もあります。方法は2つあります。
- 楽天証券に口座を開設し、MARKETSPEED for MACを使う(短期トレードしたい場合)
- 短期トレードにこだわりがなければ、ウェブブラウザ(Safari)を使って取引する
要するに、MacBook等を利用した株や投資信託の取引は、どの証券会社を利用していても売買可能できますが、専用ツールを使いこなすデイトレーダーに憧れるなら楽天証券を選んでください、という話です。
楽天証券に関心を持ちましたら、公式サイトもご覧になってみてください。
口座開設手順は以下で紹介しています。
以下、取引手順など含め、詳しく解説します。
ネット証券におけるMacでの取引対応状況
最初に主要ネット5証券における、MacBook等、Mac OSでの取引対応状況をまとめました。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | カブドットコム証券 | 松井証券 | |
---|---|---|---|---|---|
ウェブブラウザ取引 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
デイトレ専用ツール(※1) | × | ○ | × | × | × |
楽天証券を除くネット証券4社は、MacBookやiMac等、Mac OSにインストールして使うアプリは提供していません。なので、
- 楽天証券ならデイトレアプリを使って株を取引しよう
- その他の証券会社なら、ウェブブラウザ(Safari)を使って株を取引しよう
という話になります。
楽天証券(公式サイト)
デイトレードに利用できる楽天証券の「MARKETSPEED for Mac」
「MARKETSPEED for Mac」とは
楽天証券はMac向けのデイトレアプリ「MARKETSPEED for Mac」を提供しています。インストールして利用するタイプで、iPhoneやiPad向けのアプリ(iSPEED)と情報を共有できるなど、利便性が高いのが特徴です。
「MARKETSPEED for Mac」の推奨環境は以下の通りです。
- 対応OS: Mojave 10.14、Catalina 10.15、Big Sur 11.0
- CPU:Intel CPU、Apple M1にも対応
- メモリ:2GB以上
- ストレージ:8.8GB以上
以下の動画は筆者の保有するMacBook Air(Early 2014)にて、「MARKETSPEED for Mac」を動作させたものです。ダークな色合いがかっこいい雰囲気を醸し出していますね!
友達にも画面を見せて自慢したくなりますね!
こちらは実際に株式を買うまでの流れです。
MARKETSPEED for Macを利用するためには楽天証券への口座開設が必要です。MARKETSPEED for Mac自体はいつでも無料でダウンロードできますが、利用するためには楽天証券のログインIDとパスワードが必要です。
- 各企業の株価チャートを表示可能
- 移動平均線などデイトレで利用するテクニカル情報を表示可能
- 日経平均株価や為替相場などを一覧表示
- もちろん、株の売買発注も可能
- あなたの好みに応じて画面を自由に配置可能
MARKETSPEED for Macのデメリットはありますか?
MARKETSPEEDはWindows版のほうが少し機能面で優れています(MARKETSPEED 2が出ていますが、Mac向けにはリリースされていません)。
MARKETSPEED for Macが機能面で劣る部分として、主に以下のような点が挙げられます。
- 自動発注を行うアルゴ注文に対応していない
- 先物・オプション取引ができない
ただ、現実問題として、これから株を始める方がいきなりアルゴ注文や先物を使いこなすのは困難です(上級者でもそこまでやるような方は少ないです)。そのため、暇なときに少しデイトレを楽しむ、株主優待銘柄を買いたいといった目的はMARKETSPEED for Macでも十分満たせます。
楽天証券のMARKETSPEED for Macはこんな人にオススメ!
- Apple社製品を使って仕事をしている人
- iPhoneやiPadなど、日常的にApple社製品を愛用している人
- スターバックスなどの喫茶店にMac製品を持ち込んで株式のデイトレを始めたい人
「MARKETSPEED for Mac」を使わない場合の株取引例
楽天証券のMARKETSPEED for Macを利用しない場合でも、ウェブブラウザ(Safari)を利用して、株を売買できます。以下の動画は、MacBook Airを利用し、SBI証券のサービスを通じて株式を売買したものです。
どの証券会社もこの動画のように、Safari等のウェブブラウザを通じて株式を売買できます。すなわち、
- 証券会社のマイページにログインして
- 欲しい商品を選択して
- 買うだけ
です。
なので、デイトレアプリさえ不要なら、楽天証券でなくとも他のネット証券でも十分に利用できます。最近話題のつみたてNISAなんかもWindowsかMacかなんて関係ないですね。
よくある質問
楽天証券のMARKETSPEED for Macは有料ですか?
無料です。
Windows PCを用意したほうがよいですか?
いいえ、無くてもMacだけで十分に取引できます。
どうしても、Windows専用のMARKETSPEED 2を利用したくなった時にご検討ください。
MARKETSPEED for Macで米国株も取引できますか?
いいえ、米国株は取引できません。米国株を買いたい場合にはiSPEED(スマホアプリ)か、ウェブブラウザ(Safari)経由で取引なさってください。
本記事で利用したMacBook Air
この記事で用いたMacBook AirはEarly 2014モデルで、Appleの公式サイトから購入したものです。
- Core i5 4260U(1.4GHz)
- 4GB
- 128GBストレージ
- 13インチ
もともとiPhone/iPad向けのアプリ作成のために買ったものでしたが、その後WindowsのノートPCが壊れてしまったため、汎用で使うようになりました。
まとめ
- Macでも株取引できます
- Macで利用できるデイトレアプリは楽天証券のみ提供中(2021年6月8日現在)
- 楽天証券以外を利用する場合にはSafariを通じて取引を
専用のデイトレアプリを使うなら楽天証券を、そういったものにこだわりなく、ただ株が買えればよいのでしたら、お好きな証券会社をお使いください。最近は楽天証券が口座開設数を伸ばしているので、迷ったら楽天証券で良いのではないでしょうか。
公式サイトもご覧になってみてください。