スマートフォンで株を始める際に重要なスマホアプリの機能に株価チャートがあります。特にあなたが短期売買やデイトレに興味があるなら、株価チャートは毎日のように眺めることになるかと思います。
株価チャートを閲覧するためには、証券会社に口座開設し、その証券会社が無料で提供しているアプリを利用するのが最も簡単です。
- 口座開設するとアプリは無料で利用できます(口座開設しなければ利用できません)
- 出所の分からない株アプリをインストールするより安全に利用できます
関連記事:スマホの株取引は危険?セキュリティリスク対策あれこれ
以下では、著名ネット証券であるSBI証券が、ユーザーに無料で提供しているスマホ株アプリの動画やスクリーンショットなどを紹介しながら、株価チャートの機能を紹介します。
Android端末を利用した動画像ですが、株アプリはAndroidとiOSで同じデザインのものが提供されていますので、iPhoneでも同じものを利用できます。
スマホトレーダーになると、こんないろいろな機能が使えるんです。
スマホ株アプリの株価チャートでできること
以下ではSBI証券と楽天証券が提供する株アプリをそれぞれ利用します。
- SBI証券に口座開設すれば、SBI証券の株アプリを無料で利用できます(口座開設・口座維持費も当然無料です)
- 楽天証券に口座開設すれば、楽天証券の株アプリを無料で利用できます(口座開設・口座維持費も当然無料です)
関連記事:スマホ株アプリって簡単!初めての投資のやり方を動画で紹介
現在の株価を表示
最も基本的な機能として、株価チャートには現在の株価を表示させる機能があります。
更新間隔は最短で1秒です。更新不要の場合、また通信量に制限がある場合には、リアルタイム更新を止めることもできます。
関連記事:スマホで株取引を始めると通信量は何ギガ(GB)使う?
異なる時間軸でのチャート閲覧
SBI証券のスマホ株アプリの場合、1分、5分、10分、15分、1日、1週間、1ヶ月単位での株価の推移を見ることができます。このチャートに表示される「上下にひげが生えた棒」のことを「足(ローソク足)」と呼び、各時間軸でのチャートのことをそれぞれ1分足、5分足、10分足、15分足、1日足、1週間足、1ヶ月足と呼びます。
株価は大きな「うねり」の中に時間軸の異なる小さな「うねり」があり、複雑な値動きを辿ります。例えば、1分や5分という短い時間軸での値動きにとらわれてしまうと、逆に1日や1週間単位での大きな値動きが見えなくなってしまい、あとあと損をする可能性も出てきます。
一方、1年や2年、もしくはそれ以上の期間で取引を行う長期投資派なら、1分、5分、10分、15分単位での値動きは無視できます。もっと大きな値動きの中で「買いだ」と思ったタイミングで買えばいいわけですから。
ちなみに、1つの画面内に4つのチャートを表示させることを「4分割チャート」などと呼びます。それぞれ時間軸が異なるために、短い時間軸と長い時間軸でそれぞれ株価の動向をチェックできます。
「4分割チャート」を見る場合は、画面を横に表示させると見やすいです。
テクニカル分析情報の閲覧
SBI証券スマホ株アプリの株価チャートに一目均衡表を表示
テクニカルとは、株価をベースにした様々な分析手法で、将来値上がりしそうな株を探す方法の1つです。
SBI証券のスマホ株アプリならば、移動平均線や出来高はもちろん、一目均衡表やボリンジャーバンド、MACD、RSIなど一般的なテクニカル手法を閲覧できます。オーソドックスなものが揃っていますので、あなたが将来SBI証券の株アプリを利用して短期トレードを始めた際に役立つと思います。
どれが一番良いかって?それはあなたご自身で使ってみて、一番しっくりくるものを選ぶのが良いです。筆者は昔、いろいろ試してMACDに落ち着いています。
トレンドラインを引いた株価分析
SBI証券スマホ株アプリの株価チャートにトレンドラインを書き加える
株価チャートにトレンドラインを引くことができます。これも株価を分析するためのツールです。
例えば、株価が下落したときに、ある「見えない線」に従って株価が支えられているように見える場合があります。この見えない線は「サポートライン」や「下値支持線」と呼ばれ、買いのチャンス(押し目買い)であることが多いです。
トレンドラインを利用すると、この「見えない線」を探すことに役立つほか、「見えない線」を未来に延長することで、将来の株価推移を予測することも可能になります。
もし、その見えない線を株価が割ったら、それは「トレンドが変わった」証拠として、新たな売買シナリオを考える必要があります。
チャート以外にもこんな機能も使ってみよう
スマホ株アプリには株価チャート以外にも様々な機能があります。例えば、投資先の銘柄選びに役立ちそうな機能で言えば、
- 各種ランキング機能(出来高、値上がり率、市場別など)
- ニュースのタイムラインから話題になっている銘柄をチェック
- 株主優待検索
などがあります。
例えば、ニュースのタイムラインをチェックすると、ロイターが配信する「ホットストック」というニュースがあります。このニュースでは、今日の相場で話題になっている銘柄と、その理由(多くは決算発表や不祥事など)が紹介されています。
また、同じくロイターが配信するニュースに、「今日の株式見通し」があります。この記事から紹介されている銘柄のチャート画面に飛べますので、記事内容とチャートを確認、といった使い方もできますね。
SBI証券スマホ株アプリで「今日の株式見通し」を閲覧
ホットストックで紹介される「Jフロント(証券コード:3086)」
ホットストックで紹介されている銘柄は、証券コード(4桁の数字)がリンクになっており、そこから銘柄の株価チャートに飛ぶことができます。ニュースタイムラインで話題に挙がってる銘柄を見つけたら、現在の株価や直近の株価変遷もチェックしてみましょう。
「Jフロント(証券コード:3086)」の株価チャート
また、ちょっと珍しい機能としては、岡三オンライン証券の「#カブトレンド」があります。これはTwitterなどのSNSで話題になったニュースや銘柄を表示するもので、Twitter上にいらっしゃる投資家・デイトレーダーの方の動向をざっくりとチェックできるものです。
それを参考に投資先を選ぶのも1つの手として紹介しておきます。
まとめ
- 証券会社が提供するスマホ株アプリならば株価チャートを無料で閲覧することができます
- 株価チャートには様々な付加機能があり、例えば4分割やトレンドラインを描くなど、あなたのお好みで使うことができます
- 銘柄選びに困ったらニュースやランキングなども参考にしながら、チャートを参考にしてみて!
ここで紹介した機能は、証券会社に口座開設すると無料で利用できます。何かよくわからないアプリをインストールするよりも安全で高機能ですよ!
ぜひお試しあれ!