あなたがネットバンク選びで迷っているなら、楽天銀行のこともぜひチェックしてみてください。
楽天銀行はインターネット専業の銀行(いわゆるネットバンク)で、預金のほかにもカードローンなどの各種サービスを提供しています。
弊サイトオススメは、楽天証券との同時口座開設で利用できる高金利預金サービス「マネーブリッジ」。
メガバンクの預金利率(0.001%)を遥かに上回る0.1%がとても魅力的です。
マネーブリッジを使うと楽天証券経由で株や投資信託も買えます。ただ、あなたが株や投資信託を買わなくても、マネーブリッジは使えます。
楽天銀行はコンビニATMなどを通じて入出金できますが、手数料は他のネットバンクに比べて少し割高です。
日常的な生活資金置き場には向いておらず、マネーブリッジでの資産運用や貯蓄目的の口座として使うのがオススメです。
金利が高いのでお金貯めやすいですよ!
楽天銀行の特徴
楽天銀行は楽天系列との親和性が高いのが特徴です。
- あなたの楽天銀行口座宛の振込やATM入出金で楽天ポイントが貯まる
- あなたが楽天証券経由で取引を行っても楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントは1ポイント1円で利用できる
このように、使えば使うほどポイントが貯まる仕組みになっています。
普段、楽天のサービスは何か使っていますか?
もしあなたが楽天系列のサービスを頻繁に利用するなら、口座開設しておいて損は無いと考えます。
楽天証券との連携サービス「マネーブリッジ」
楽天銀行は、同じ系列である楽天証券と連携して利用すると、もっと優れたサービスを享受できます。
- 高金利の楽天マネーブリッジを利用できる(2017年4月13日現在で金利0.1%)
- 楽天マネーブリッジを買い付け余力に株式や投資信託を売買できる
2017年4月13日現在、住信SBIネット銀行とSBI証券が連携する高金利預金サービス「SBIハイブリッド預金」の金利は0.01%ですが、楽天マネーブリッジの金利はなんと10倍の0.1%(表1)。
表1. 預金金利比較(2017年4月13日現在)
みずほ銀行 | 住信SBIネット銀行 普通預金 | 住信SBIネット銀行 ハイブリッド預金 | 楽天銀行 普通預金 | 楽天銀行 マネーブリッジ | |
---|---|---|---|---|---|
市場平均 | 0.001% | 0.001% | 0.010% | 0.02% | 0.10% |
魅力的ですよね!
マネーブリッジを利用するためには楽天銀行と楽天証券の両者の口座開設が必要です。
楽天証券に口座を開いたからと株を買う必要はありません。ちょっとした預金口座として使ってOKです。
マネーブリッジは元本保証?
マネーブリッジは元本保証の預金サービスです。
また、マネーブリッジは預金保護制度(ペイオフ)の対象です。仮に楽天銀行が破綻した場合には、最大1,000万円とその利息分までが保護の対象になります。
楽天銀行に口座開設をしよう
というわけで、今回筆者は楽天銀行側から、楽天証券との同時口座開設を申し込んでみました。
前提条件
以下の話は、もともと楽天会員であることを前提に進めます。
口座開設は超簡単だった!
個人情報の入力
楽天会員になっている場合、住所や氏名は楽天会員情報をそのまま引き継げます。面倒な入力操作は不要です。
一方、入力が必要な個人情報に以下があります。
- 居住地の確認(日本かそれ以外か選ぶだけ)
- 職業(これも基本選ぶだけ)
- 電話番号
- メールアドレス
このあたりは他のネットバンクの申し込み事項と同じです。
利用目的と本人確認方法
上記の入力が終えたら、銀行口座の利用目的と本人確認方法を入力します。これも基本チェックするだけです。
- 口座の利用目的(生活用/資産運用/ローンなど、いくつかの選択肢から選ぶ)
- 本人確認方法(アプリ/配送)
このうち、本人確認方法は「アプリ」を選択するのが超オススメです。
図1. 楽天銀行の本人確認方法は2種類
ここで言うアプリは「楽天銀行アプリ」のことを指します。このアプリを利用して本人確認書類を撮影し送信すると、わざわざ書類を印刷して郵送するという手間がかからないのです。
しかも、このアプリは今後日常的に利用できるアプリです。「口座開設専用」みたいな用途制限がないため、探してインストールしておくと、今後も便利に使えます。
「アプリ」を利用するためにはAndroidスマートフォンかiPhone(おそらくiPadも可)が必要です。
楽天キャッシュカードの選択
次はキャッシュカードの選択を行います。
選択肢が豊富で悩みますが、ざっくりと以下の3つに分けられます。
- 楽天デビットカード(デビット機能付きキャッシュカード)
- 楽天カード(クレジットカード)
- 楽天キャッシュカード(一般的なキャッシュカード)
このうち、説明が必要になるのは楽天デビットカードかと思います。
楽天デビットカードは、デビット機能付きのキャッシュカードです。このキャッシュカードを選択すると、
- クレジットカードと同じ16桁の番号が付与されます
- この番号はクレジットカードと同じく利用できます
- 支払える範囲は現在楽天銀行の口座にある現金残高の範囲内(残高不足だと支払えません)
といった機能を有します。要するに、「クレジット機能のないクレジットカード」みたいなものです。
このカードは結構便利に使えます。なによりお金を使いすぎることが無いのが良い点です。
最近は「支払いはクレジットカード払いのみ」といったサービスも目にすることがありますよね?このようなサービスで、楽天デビットカードは利用できるのです。
その代わり、口座の残高不足には注意です。
筆者はサーバー代金の引き落としにデビットカードを割り当てており、残高不足で引き落とせず、請求書が届いたことがありました。
と、話がそれましたが、選択に困ったら楽天デビットカードを選んでおくのがオススメです。
なお、楽天デビットカードには以下の3種類があります。
- 楽天デビットカード(JCB)・・・年会費無料
- 楽天ゴールドデビットカード(VISA)・・・年会費3,086円
- 楽天デビットカード(VISA)・・・年会費1,029円
このうち、楽天デビットカード(JCB)が年会費不要でお得です。他の2種類は年会費が発生するため、選ばなくて良いと思います。
必要になったらあとから変更もできますから、今はどれか1つをお選びください。
株式は買わずとも楽天証券に申し込みを!
各種情報入力を終えると、最後に付加サービスの申し込みを選択します。ここもチェックを入れるだけなので簡単です。
ここでのオススメは楽天証券に同時申し込みを行うこと。
図2. 楽天証券の同時口座開設がオススメ!
あなたが投資が怖いなら株や投資信託は買わなくて良いです。それでも良いので、楽天証券に同時申し込みをオススメします。
楽天証券に同時申し込みすると、先に述べた高金利の預金サービス「マネーブリッジ」を利用できるからです。
同時申し込みがすごい簡単
仮にここで楽天証券への同時申し込みをチェックすると、ここまで入力してきた情報に基づき、楽天証券の口座開設も申し込まれます。
楽天証券に画面遷移して、また1から入力・・・といった面倒な手間が一切発生しないのです。
このあたりの連携の良さはさすが楽天といったところでしょうか。
最後に入力内容を確認して、情報を送信します。
ここまでわずか5分。本当に簡単です。
申し込みを終えたら写真を撮って送るだけ
申し込みを行うと、登録したメールアドレスに「本人確認書類をお送りください」とメールが届きます(アプリで送信を選択した場合)。
ここからはウェブではなく、スマホアプリでの操作に移ります。
図3. 写真送付は楽天銀行アプリで
大まかな流れは以下です。
- Android / iPhoneで楽天銀行アプリをインストール
- 楽天銀行アプリを立ち上げ、「書類を送る」を選択
- アプリのガイドに従い写真を2枚撮影して送信
写真撮影は楽天銀行アプリの操作中に、必要に応じて撮影状態になります。普段のカメラアプリは使いません。
筆者はマイナンバーカードを両面撮影して送りました。
基本は運転免許書を利用すれば良いでしょうか。
図4. あらかじめ選択してから写真を撮ります
楽天銀行への入出金
図5. 入出金は最寄のATMから(Photo by PIXTA)
著名ATMを利用できます。
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- みずほ銀行ATM
- 三菱東京UFJ銀行ATM
- イーネットATM(ファミリーマートによく設置されているATM)
- ローソンATM
- ゆうちょATM
- ビューアルッテATM(JR東日本管内の駅にあるATM。出金のみ利用可能)
- ステーションATM Patsat(大阪周辺の駅にあるATM)
あなたの身近にこれらの店舗はありますでしょうか?
ただ、残念ながらATM利用手数料は、3万円以上の入金を除き、1回216~270円発生するのがネガティブなポイントです(図2)。
表2. ATM入金手数料(2017年4月13日現在)
ビューアルッテ不可不可270円
入金(3万円未満) | 入金(3万円以上) | 出金 | |
---|---|---|---|
セブン銀行 イオン銀行 Patsat | 216円 | 0円 | 216円 |
イーネット ローソン 三菱東京 みずほ ゆうちょ | 270円 | 0円 | 270円 |
そのため、生活用の口座として、小まめに入出金する使い方には向いていません。
故に、
- 普段は資産運用目的の口座として使う
- お金を下ろすときはまとめて出金する
のが良いと筆者は感じます。
この出金手数料を勘案し、一度入れたお金は緊急時以外は出金しないつもりで利用すると、お金が貯まりそうですね!
あなたはいくら貯められそうですか?
口コミ
クラウドワーキングサイトの報酬振込先として利用しています。他行では500円以上掛かるところを、楽天銀行であれば100円(税別)で済むためです。
クラウドワーキングサイト経由の収入はそれほど多くないため、手数料の問題はけっこう切実です。
口座開設手続きは非常に簡単です。何かしら楽天のサービスを利用している人であれば、その情報をもとに口座開設するという形になるので、もっと早いです。
郵便局、コンビニでも利用できるほか、出金・振込手数料に楽天ポイントを使用できるのもメリットです。
まとめ
- 楽天銀行への口座開設申し込みはとても簡単。書類を書いたり送ったりする手間は不要
- あなたが預金中心で利用するなら楽天マネーブリッジがオススメ。金利高いよ!
- ATMの利用手数料も高めなので、生活資金置き場としては向いていない
です。
口座開設を行うと
口座開設を行うと、
- キャッシュカードおよび初期設定ガイド(まとめて同封)
- (マネーブリッジを申し込んだ場合は楽天証券のログイン情報)
が、転送不要の簡易書留で届きます。届いた資料に従い初期設定を行ってください。
マネーブリッジの設定は初期設定完了後1~2日ほどかかります。設定終了後、登録したメールアドレスにお知らせメールが届きますので、そこからお使いください。
設定が済んだからと、「すぐに使わなければいけない」ということはありません。筆者の口座もまだゼロ円のままです。
ぜひあなたのペースで使ってみてください。