初めての証券口座開設ってわからないことが多いんですよね。
住所・氏名はともかく、初めて聞く用語が出てきて、「どうしますか」って問われても、ほんとわからないんですよね。
せっかく投資に興味が向いたのに、「いや、それ意味分からないし」ってブラウザバックしてしまうとか。
しかし、本当はすごく簡単に口座開設できるんです。もう10社ぐらい証券口座を開設した筆者が言うのだから間違いない。
ちょっとのつまづきで諦めてしまうのは本当に勿体ない。
というわけで、楽天証券口座開設時に必要な事柄や、分かりにくい事柄を紹介。
楽天証券は「楽天ポイントで投資信託を購入できる点が素敵」もう、それだけでも覚えておいて欲しいです。
楽天証券のマーケットスピード(公式サイト)
楽天証券口座の開設の流れ
- 同証券のウェブサイトにアクセスし、必要事項を入力します
- 本人確認書類をウェブサイトからアップロード
- 楽天証券から「書留郵便」で書類(ログインIDとパスワード記載)が届きます
- 楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」を使ってマイナンバーの画像をアップロード
- 書類の「取引パスワード」を使って取引開始
口座開設から取引開始までに必要な時間
口座開設申し込み
口座開設の申し込み作業は、早い人で5~10分程度、少し時間がかかる人で20分程度かかります。
基本的に難しいことはないのですが、初めての証券口座開設なので、戸惑いながら口座開設すると20分ぐらい要すると思います。
あなたが楽天会員の場合には、楽天サービスの登録情報を利用して証券口座を開設できますので、かなり簡単になります。
楽天会員とは?
オンライン上のショッピングモール「楽天市場」で利用できるアカウントのことです。
口座開設後から取引開始まで
最短で1営業日で取引開始できますが、書類が届くまでの時間を考えると1週間程度を見込んでおいたほうが良いと思います。
口座開設に必要な情報
- あなたの氏名・性別・生年月日
- あなたの住所・郵便番号
- あなたが勤める企業名や住所・役職の有無
氏名などは間違いなく入力するようになさってください。
口座を開設したら勤務先の会社に連絡が来る?
証券会社に口座を開設すると、「証券会社から、勤め先の企業に電話が来るのではないか」と心配される方がいらっしゃいますが、
- 証券会社から企業への在籍確認は行われません(クレジットカードとは違います)
- あなたの仕事中に楽天証券から営業電話がかかることはありません(ネット証券は個人の取引を促す営業部隊を持ちません)
ので、安心してください。
あなたが所属する企業名の入力が必要な理由は、いわゆるインサイダー取引(企業に勤めていることで知りうる有利な情報を用いて株取引をすること。犯罪行為です)を防ぐためです。
口座開設時に用意する本人確認書類
楽天証券に口座を開設する際には、あなたのお名前、ご住所、生年月日を確認できる本人確認書類が必要です。
以下の書類のコピーを本人確認書類として利用できます。
- 運転免許書
- 住民票
- 印鑑登録証明書
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
- パスポート
- 個人番号(マイナンバー)カード(緑のマイナンバー通知カードはダメ)
- 在留カード
- 特別永住証明証
いずれも、あなたのお名前、ご住所、生年月日が明瞭に確認できる書類であることが大切です。
マイナンバー(12桁の個人番号)自体は口座開設後に提出しますので、証券口座開設時にあなたの手元に用意する必要はありません。
マイナンバー(12桁の個人番号)はいつ提出する?
口座開設後に、楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」を利用して撮影し、画像アップロードにて提出します。
番号が分かれば良いので、マイナンバー通知カードの表面を撮影して提出するのも大丈夫です。
納税方法の選択(特定口座と一般口座)
特定口座の申し込み関して、3つの選択から1つ選ぶことができます。
- 特定口座・源泉徴収あり:確定申告の準備と納税を楽天証券が行う
- 特定口座・源泉徴収なし:確定申告の準備は楽天証券が行うので、納税はあなたが行う
- 一般口座:あなたが税金の計算と納税を行う(選ぶメリットはありません)
普通は特定口座・源泉徴収ありがオススメです。取引時に納税を行いますので、会社に税額に関する通知がいきません。
特定口座・源泉徴収なしと一般口座を選ぶと、翌年以降の納税はあなたの給与から天引きされる形になります。
なお、どれを選んだとしても、後日変更はできますので、困ったら特定口座・源泉徴収ありを選択されることをオススメします。
NISA口座の選択
NISAとは
NISAとは少額投資非課税制度の略称で、一定の取引額に対して発生する税金を無税にできます。
日本全国の金融機関を通じて、1人1口座のみ保有できますから、あなたが初めての投資ならば、NISAも同時申し込みがオススメです。
NISAを選ぶか、つみたてNISAを選ぶか
2018年から、NISAは大きく分けて2つの制度が始まります。
- ただのNISA(一般NISA)
- つみたてNISA
一般NISAは株式や投資信託、海外株式など幅広く選択できるのに対し、「つみたてNISA」は投資信託の積み立てのみに用途が限られています。
そのため、ざっくりと言えば、
- 一般NISAは今すぐお金を欲しい人、投資で大儲けしたい人に向いています
- つみたてNISAは将来お金が欲しい人、大儲けできずとも堅実に資産形成したい人に向いています
といった違いがあります。
あなたが、配当金などを非課税で受け取りたいならば、一般NISAをお選びください。
一方、現在働くあなたが、老後や将来に向けた資産形成を考えているならば、つみたてNISAをお選びください。
筆者個人としては、「つみたてNISA」を選ばれることをオススメします。
関連記事:「つみたてNISA」と「一般NISA」どっちを使えばいい?
追加サービスの選択
口座開設時に「追加サービスの選択」と称して、以下のサービスの利用申し込みを決めることができます。
楽天銀行口座の申し込み
楽天証券に口座開設する際に、楽天銀行にも同時に口座開設できます。
楽天銀行に口座を開設すると、
- 高金利預金サービスである「マネーブリッジ」を利用できます
- 楽天証券口座への入出金が簡単になります(自動入出金(スイープ))
などのメリットがあります。
もちろんATMカードも支給されますので、楽天証券口座で受け取った配当金を、銀行ATMを通じて出金することも可能になります。
もしも楽天銀行に申し込まないならば
楽天銀行を利用せずとも楽天証券を利用することができます。
その場合は、
- 振込 or 即時入金サービスを使って証券口座へ入金
- 支払い申請を行い、約1営業日後に登録した銀行口座へ出金
といった使い方になるかと思います。
なお、証券口座に入金する際に発生する振込手数料は、振り込み元になるあなたの銀行の手数料体系に依存します。
ので、例えば地方銀行から楽天銀行が指定するメガバンクに振り込む際は、あなたが利用している地方銀行の手数料をお調べください。
楽天FX口座の申し込み
外国為替証拠金取引(FX)の申し込みができます。
あとから追加申し込みもできますので、よく分からなければ申し込まずに進めても大丈夫です。
信用取引口座の申し込み
上級者向けの取引サービスである信用取引の申し込みができます。
あとから追加申し込みもできますので、よく分からなければ申し込まずに進めても大丈夫です。
FXも信用取引も、失敗したときに借金のリスクがある金融商品です。
あなたが投資初心者のうちは利用しないことをオススメしたいです。
口座開設完了通知は「簡易書留」で届きます
楽天証券から発送される書類は「簡易書留」で届きます。
受取時にあなたのサインが必要ですので、在宅時に受け取るようになさってください。
万が一、不在の場合は再配達を依頼するか、最寄の郵便局で受け取れます。
よくある質問
免許書がありません
免許書がない場合、
- 健康保険証のコピー
- 住民票のコピー
などをご用意ください。
マイナンバーカード・マイナンバー通知カードを紛失しました
お近くの役所に再発行の手続きを行ってください。
楽天証券に限らず、証券会社を利用するためにはマイナンバーは必要です。
20歳以上の学生でも開設できますか?
できます。
20歳以下の学生でも開設できますか?
未成年口座扱いになりますので、先にあなたのご両親の口座開設が必要です。
ご両親の口座画面でないと申し込めません。
証券口座開設にお金はかかりますか?
いいえ、無料です。年会費のようなお金も不要ですので、飽きたら放置でもOKです。
証券口座を開設するとどんな書類が届きますか?
以下の2種類の書類が届きます。
- 口座開設通知書(簡易書留。ログインIDなど在中)
- スターターガイド(普通郵便)
オススメの使い方:楽天ポイントで投資信託を買おう
楽天証券では、2017年8月から楽天ポイントを利用して、投資信託を購入できるようになりました。
関連記事:「楽天証券 + 楽天ポイント」で0円投資を始めよう!
このサービスのメリットは、
- ポイントがあれば、あなたの現金を入金せずとも資産運用を開始できる
- 初めての投資をポイントで「お試し買い」できる
など、魅力が多いです。
- 楽天市場などのサービスなどを利用して、楽天ポイントを貯める
- 貯まった楽天ポイントで投資信託を買う
- 1と2を繰り返す
- 投資信託の残高が50万円を超えると、そこに楽天ポイントが発生する
と、ポイントだけでもいろいろできちゃうんですよね。
現金の投資は難しく感じても、「ポイントなら投資してもいいかな」って思いませんか?
正直、楽天ポイントで投資信託を買うためだけに口座を開設しても良いと思います。
現在実施中の口座開設キャンペーン
- 各種取引条件達成で楽天ポイントプレゼント
投資信託や楽ラップなど、楽天証券の各種サービスを利用し、かつマイページからエントリーすることで応募できます。
詳しくは楽天証券のウェブサイトにてご確認ください。
まとめ
- 楽天証券の口座を開設するために必要な時間は、申し込みフォームの入力に最長20分程度、取引開始まで最長1週間程度
- 書類は「簡易書留」で届く。不在時は再配達を依頼するか、郵便局で受け取ろう
- 楽天ポイントで投資信託を買おう。そのためだけに証券口座を開設してもいい
なんといってもオススメは楽天ポイントによる投資信託買い付けです。
資産形成を始めるきっかけにいかがでしょうか。
楽天証券のマーケットスピード(公式サイト)