2017年現在、スマホでもパソコンでも株取引やFXに利用できます。最初はあなたがお持ちの端末(おそらくスマホですよね?)を利用して取引するのが良いです。
あなたが会社員の場合、少なくとも昼間はスマホから取引することになると思います。故に、最初はスマホから取引を初め、もっとこだわった取引を始めたくなったらパソコンを用意することをオススメします。
自営業やフリーランスなど、パソコンをよく使う仕事をしているならば、パソコンから始めるのが良いですよね。
あなたが一番使い慣れたものをお使いください。
なお、個人投資家の取引端末はスマホかパソコンか?にて筆者が実施したアンケート結果も紹介しています。結局みんな使いやすい端末を使っているようです。
筆者宅のパソコンとスマートフォン(画面の大きさの違いに注目!)
はじめに
現在の株取引やFXは、スマホやタブレット、パソコンなど、様々な端末を取引ツールとして利用できます。もちろん、あなたが持っているスマホやパソコンでも利用できます。
以下では、スマホやタブレット、パソコンで株式やFXの取引を行う際のメリットとデメリットについてご紹介します。あなたにとって最適なツールを見つけ、是非あなた自身の投資スタイルを見つけ出してみてください。
表1. スマホ・パソコン・タブレットのメリットとデメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
スマホ | 屋内外どこでも利用できる いつでも取り出せる | 画面が小さい ネット接続が途切れる場合も |
タブレット | そこそこ大画面 スマホと同一の環境 | ネット環境構築が手間 |
パソコン | 大画面の視認性 安定したネット接続 | 大きい 屋外での利用は大変 |
ガラケー | セキュリティ性の高さ | どうしても時代遅れ感が強い |
スマホで株式やFXってできるの?
あなたは、おそらくスマートフォンで閲覧されていると思います。スマホでももちろん取引できます。
iOSやAndroid OS(OSについてはAndroid派?iOS派?Windows派?株式やFXの取引に適したOSはどれ?)を搭載したスマートフォン端末は急速に普及しました。
証券会社やFX業者の各社はスマホ向けの取引アプリを用意しています。あなたはGoogle PlayやApp Storeを通じて取引アプリをダウンロードして取引することになります。
詳しくはスマホで株を始める方法。取引アプリの動画も掲載!をご覧ください。
スマホを利用するメリット
- 自宅でも仕事先でも取引可能
- 画面を数回タッチするだけで取引可能
最大のメリットは、携帯電話の電波が届いていれば、屋内外問わず取引できる点です。ポケットや鞄から出すだけ、という手軽さもメリットになります。
証券各社は、スマホアプリでのめんどうな操作を廃しようしています。アプリにログインし、数回画面をタップ(タッチ)するだけで、取引できる操作性も魅力です。
スマホを利用するデメリット
- 視認性の悪さ
- 電波状況に依存する
先に掲載した写真の通り、スマートフォンは画面が小さいため、1画面に表示可能な内容は限られます。
また、電波状況が悪い場所や、都市部で通信がしにくくなる「パケ詰まり」と呼ばれる現象に弱いのがデメリットです。
どういった人がスマホでの取引に適しているの?
以上のような特徴から、昼間働いているあなたはスマホを利用して取引するのが最適です。お昼休みに株価や為替のチェック、したくなりますよね。
会社員時代の筆者はスマホを利用して、出社時に通勤電車の中からせっせと取引していました。外出時に強いのがスマホの特徴ですね。
タブレットで株式やFXってできるの?
iPad上で動作するiPhone向けHYPER SBI
最近普及が進んできたタブレット端末は、スマホと据え置き型のパソコンとの中間的性能を持っています。スマホより画面が大きいために視認性が高く、バッテリーの持ち時間も長くなっているのが特徴です。
一方で持ち運び時にかさむなどの不便な点も挙げられます。
タブレットで取引を始めたい場合はタブレットユーザーの株の始め方をご覧ください。
タブレット端末を利用するメリット
- スマホより視認性が良い
- 画面を数回タッチするだけで取引可能
タブレットはスマホと同じような操作性を有しています。各社が提供する取引アプリは基本的にスマホ版と同一のものです。スマホよりも画面が大きいため、視認性の良さにつながります。
例外的に、WindowsタブレットはiOS、Androidスマホアプリと異なる取引ツールを利用します。同じタブレットですが、WindowsタブレットとiOS、Androidタブレットは別物だと思ってください。
タブレット端末を利用するデメリット
- タブレット単体ではインターネットが使えない場合が多い
- 荷物がかさばる
一部の端末(SIMフリー端末)を除き、タブレットだけでインターネットに接続することはできません。インターネットに接続するために、無料のWi-Fiスポットを利用するか、別途データ通信端末やWi-Fiテザリング可能なスマホなどを利用する必要があります。
どういった人がタブレット端末での取引に適しているの?
あなたが既にタブレットを持っており、インターネットにつなぐ環境も有していれば、タブレット端末を利用するのがオススメです。株式やFXのためにわざわざ購入する必要はなく、お持ちであれば使うというのが良いと思います(なければ用意しなくてもよい)。
パソコンで株式やFXってできるの?
スマホからの取引が普及しているとはいえ、株取引/FXをするならパソコンがあると大変便利です。普段スマホから取引したとしても、取引履歴などを確認する為など、パソコンを利用する機会も多いと筆者は感じています。
2017年現在、パソコンは株取引やFXの必須ツールではありません。口座開設から取引まで、スマホだけで済ませてしまうことも可能です。
しかし、口座開設申し込みなど、事務的手続きにおいて、パソコン利用を前提にしていることも多いです。仕事などを通じて、あなたがパソコンの使い方に慣れているなら、1台お持ちになっても良いと思います。
もちろん、本格的にデイトレードをやるならば、パソコンは必須です。
パソコンを利用するメリット
- パフォーマンスの良さ
- 視認性の良さ
- 通信の安定性(固定回線時)
よほど古いパソコンでない限り、スマホよりも快適な操作性と拡張性を持っています。特にデスクトップパソコンを使うと、大きな液晶ディスプレイを利用したり、複数台の液晶ディスプレイを併設したりするなど、あなた好みの取引環境を作っていくことが出来ます。
チャートを見ながらニュースのリストを表示させるなど、スマホでは実現できない視認性の良さが特徴です。雑誌などのデイトレーダーがパソコンを用意しているのはこのためです。
また、有線式のインターネット回線を使う場合、取引業者側のサーバーが落ちない限り取引を継続できるという通信の安定性も特徴に挙げられます。
パソコンを利用するデメリット
- インターネット環境が必要
- 自宅での取引に限られる
- 荷物がかさばる
- 職場のパソコンで取引したくなる
デスクトップパソコンを利用する場合、自宅での取引に限られることが最大のデメリットです。あなたが会社勤めをしているなら、パソコンを利用した取引時間は夜間に限られてしまいます。
ノートパソコンを利用する場合は、外出先でも利用できます。しかし、ノートパソコン単体ではインターネットに接続できません。タブレット同様に無料のWi-Fiスポットを利用するか、別途データ通信端末やWi-Fiテザリング可能なスマホを利用する必要があります。
加えて、荷物として持ち歩くのもちょっと重いですよね。
どういった人がパソコンでの取引に適しているの?
あなたが専業投資家として取引を行いたい場合、もしくは個人事業主など、自宅勤務できるならばパソコンは有効活用できます。
また、FXは昼間より夜間の取引が活発です。あなたが昼間働いていても、パソコンを使った取引の機会があります。
スマホとパソコンの併用がオススメ
以上より、昼間はスマホ、夜間はパソコンと、その状況に応じた端末で取引していくのがオススメです。
おそらく最初は、あなたが今お持ちのスマホから取引を始めることになるかと思います。その取引を踏まえ、
- 画面が狭くて見にくい!
- デイトレーダーのような画面に憧れる!
と感じたら、パソコンを用意してみてはいかがでしょうか。
筆者はパソコン、タブレット、スマホといずれからもログインできるようにしています。気分によって使い分けていますが、これはちょっと贅沢かもしれませんね。
ガラケーの人はどうするのよ?
従来式の携帯電話(いわゆるガラケー)を利用しても、各証券会社のモバイルサイト等を利用して取引を行うことは可能です。しかし、当然操作性や視認性は落ちますし、そもそもモバイルサイトが無ければ、取引を行うことができません。
ガラケーは引き続き残るとは思いますが、一方で部品の生産終了などで「作りたくても作れない」という状況になりつつあるとも聞きます。(ガラホのように、ガラケーの形をしたスマホが出るなどして)いずれはスマホに統一されてしまうと思います。
近年では、月々1000円未満の維持費で利用可能な格安スマホも普及しつつあるので、取引専用ツールとして契約するのも良いと思います。
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まとめ
以上のように、スマホ、タブレット、パソコンで様々なメリットとデメリットがあります。あなたの状況に合わせて利用していくのがおすすめです。
各端末での取引に興味がありましたら、ぜひ以下もあわせてご覧ください。「株」と書いていますが、FXなんかもほぼ同じです。
なお、個人投資家の取引端末はスマホかパソコンか?にて筆者が実施したアンケート結果も紹介しています。母数は少ないので、あくまで参考程度ですが。